この世界の総称。
花の恩恵を授かっており、人々の住む国や生活はこれによって守られている。
主人公たちの住まうフィオリア王国は周辺各国と和平協定が結ばれており、長らく戦争が起こっていない。
また、王都は花楼樹の森から最も近くに位置しており、花の恩恵が厚く、自然豊かで水源に恵まれ、農業や酪農も盛ん。
そのため、比較的温厚な民が多い。
反面、騎士団は平和ボケした者も多く、不誠実な人間も目立つ。
この世界で生まれ落ちた時、人が必ず手にしている一輪の花。
持つ者に様々な力を与える、不可思議な存在。
花の種類や能力は人によって異なり、所有者の特徴や雰囲気を表している。
使い方ひとつで、益にも害にもなる。
唱えることで、花章の力を大きく引き出す言の葉。
内容は所有者の花や特徴にちなんだものが多く、【条件】をクリアすることで更に大きな力となる。
大陸ごとに1本ずつ存在している、全ての植物の親のような大樹。
世界を支え、花の女神が宿る神木として大切に守られている。
周囲には常に結界が張られ、教会か王族の許しがなければ触れることすら叶わない。
その手で触れただけで、あらゆる植物を枯死させる者。
何百年も昔、花の女神に狼藉を働いた人間が受けた罰だと伝えられている。
戒めは血族が絶えるまで続き、花章を持たない。
尊ぶべき女神への非道な仕打ちと、重宝される植物を殺す力を持つことから、教会には目の敵にされている。
しかし長い年月が流れ、枯れし者の生き残りも少なく、無関心な一般人の方が多い。
花の女神を祀り、王族の次に権力を持つ場所。
信仰深く、枯れし者への敵意は人一倍強い。
枯れし者を見つけ次第、即捕縛した過去もある。
教会に身を置く、花の女神と意思疎通が出来る者。
聖女として教会で大切に保護されており、女神の代弁者とも呼ばれている。